ギターのボディクリーニング完全解説!

メンテナンス

ギターの美しいボディは、見た目だけでなく、楽器の音にも影響を与える重要な要素です。しかし、日々の演奏で手汗や皮脂、ホコリが付着し、放置すると塗装の劣化や音質の変化を引き起こすことがあります。適切なクリーニングを行うことで、ギターの輝きを保ち、長く愛用できる状態を維持できます。

本記事では、基本的な乾拭きからポリッシュを使った本格的なクリーニング方法、さらにはギターを綺麗に保つためのコツまで詳しく解説します。「ギターのボディを綺麗に保ちたい」「汚れを落とす最適な方法を知りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。今日から適切なお手入れを習慣にして、ギターを最高のコンディションで保ちましょう!

ボディクリーニングの重要性

ギターのボディは、演奏中に手汗や皮脂が付着するだけでなく、室内のホコリや汚れも溜まりやすい部分です。汚れを放置すると、次のような問題が発生する可能性があります。

  • 塗装の劣化: 汚れが塗装にしみ込むと、ツヤが失われたり、最悪の場合ひび割れを引き起こすことがあります。
  • 音質の変化: 汚れが蓄積すると、ボディの共鳴に影響を与え、音の響きが悪くなることがあります。
  • 衛生面の問題: 手汗や皮脂は雑菌の繁殖を促し、衛生的にも好ましくありません。

筆者も買いたてのころはギターの手入れを一生懸命にやって、そして「別にビンテージとかじゃないしいいか…」という時期を経て、そしてまた上記の問題が結構大きいことに気づいて今は真面目にメンテナンスしています。

ギターのボディクリーニングの基本手順

ボディクリーニングは、毎回の演奏後に行う簡単なお手入れと、定期的に行うしっかりしたクリーニングの2種類に分けられます。

毎回の演奏後に行うお手入れ

① 乾拭き(基本的な汚れ落とし)

演奏後は、必ず柔らかいクロスでボディ全体を拭きます。

おすすめのクロスの種類
  • ネルクロス: 主に指板のお手入れ用に。ボディの拭き上げにはキズが付く可能性があるのであまり適さない。
  • スエードクロス: ボディの拭き上げ用に。細かい繊維によって細かいホコリや皮脂をしっかり除去できる。

上記の他にキョンセームクロスというシカ科の動物の皮をなめしたとてもきめ細かいクロスがあると聞いたことがあります。高級品ですが…
ポリッシュなどは使わずにそのクロスだけで美しく汚れを拭き上げることができるという…
もし持ってたら注目を浴びてしまいますね(笑)

拭き方のポイント
  • 強くこすらず、優しく撫でるように拭く。
  • ボディの表面だけでなく、裏側や側面、ヘッド部分もしっかり拭く。
  • 汗や皮脂が付きやすいブリッジ周辺やピックガードは念入りに。

まんべんなくやろうとすると大変で長続きしないので、ポイントを絞っていきましょう

定期的に行うしっかりクリーニング(1〜2週間に1回推奨)

① ポリッシュを使ったお手入れ

ポリッシュの選び方
  • ラッカー塗装のギター: ラッカー対応ポリッシュを使用。(通常のポリッシュは塗装を傷める可能性あり)
  • グロス(艶あり)仕上げのギター: 一般的なギターポリッシュでOK。
  • マット(艶消し)仕上げのギター: ツヤが出ない専用のポリッシュを使用。(通常のポリッシュを使うと不自然な光沢が出てしまう)

基本的にはギターを買って、それに合った自分用のポリッシュを用意するという流れなので特に問題はないと思いますが、バンドメンバーの使ってるのを借りる瞬間や、2本目のギターを購入して自宅でメンテナンスするタイミングなどは要注意です!

ポリッシュの使い方
  1. クロスにポリッシュを数滴つける。(直接ボディに吹きかけるとムラになりやすい)
  2. 円を描くように優しく拭く。
  3. 乾いたクロスで仕上げ拭き。(ポリッシュの余分な成分を拭き取る)

ギターのボディを綺麗に保つためのコツ

  • 演奏前に手を洗う: 手汗や皮脂がギターに付着するのを防ぐために、演奏前には必ず手を洗うようにしましょう。
  • 使わないときはケースに入れる: ギターをむき出しで保管すると、ホコリが溜まりやすくなります。ケースやギタースタンド用のカバーを使うことで、汚れの付着を防げます。
  • 湿度管理をする: 湿度が高すぎると塗装が痛み、低すぎると乾燥によるひび割れが起こることがあります。
    • 適正湿度:45%〜55%
    • 湿度計を設置し、湿度が適正範囲を保つよう調整する。

予防が大事なのは人間もギターも同じですね

まとめ

ギターのボディクリーニングは、見た目の美しさだけでなく、音質の維持や楽器の寿命を延ばすためにも重要です。日々のお手入れを習慣化し、ギターを最高のコンディションで保ちましょう!

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