エレキギターの歴史を語るうえで欠かせない存在、それがギブソン社の「レスポール」です。1952年に登場して以来、その美しいデザインと豊かな音色で多くのギタリストを魅了してきました。ロックやブルースをはじめとする幅広いジャンルで活躍し、音楽史に名を刻んできた名器です。
本記事では、レスポールの魅力を構造や素材、サウンドの特徴、さらにデザインの観点から紐解いていきます。また、そのメリットとデメリットについても触れ、初心者からプロまで、ギター選びの参考になる情報をお届けします。レスポールの奥深い世界を知ることで、あなたの音楽ライフがより豊かなものになるでしょう。
構造と素材
レスポールのボディは、硬質で明瞭なサウンド特性を持つメイプル材と、ウォームでコシのあるサウンド特性を持つマホガニー材を貼り合わせた2層構造が特徴です。
この組み合わせにより、太く甘い音色が生まれます。
ネックもマホガニー材で作られ、セットネック構造(ネックとボディが一体化)により、高いサステイン(音の持続時間)を実現しています。
サウンドの特徴
レスポールは、太く暖かい音色が特徴で、特にロックやブルースなどのジャンルで愛用されています。
ハムバッカーピックアップが搭載されており、ノイズが少なく、深みのあるサウンドを提供します。
また、22フレットまであるため、広い音域での演奏が可能です。
その太い音は歪ませると非常に力強さを感じさせる音になります
デザインと形状
レスポールは、全体的に丸みを帯びたシングルカッタウェイのデザインが特徴で、クラシックで洗練された外観を持っています。
ボディの表面はアーチドトップ(カーブを描いている)で、美しい曲線美を持っています。
また、ペグ(弦を調整する部分)は左右に3つずつ配置されており、これもレスポールの特徴的なデザインの一部です。
他のギターから乗り換えた時に1-3弦のペグの回す向きがわからないというあるあるがありますね
メリットとデメリット
メリット
- 豊かな低音と太い音色:マホガニーのボディとセットネック構造により、豊かな低音と太い音色を実現しています。
- 高いサステイン:セットネック構造により、音の持続時間が長く、表現力豊かな演奏が可能です。
- ノイズの少なさ:ハムバッカーピックアップの搭載により、ノイズが少なく、安定した音質を提供します。
デメリット
- 重量の重さ:レスポールは他のギターに比べて重量があり、長時間の演奏では肩や腰に負担がかかることがあります。
- 高価格帯:特にギブソン製のレスポールは高価で、初心者には手が届きにくい場合があります。
出音に関してはとても安心感があります。
そしてデメリットは音に関係のない部分ばかり。
体を鍛えてたくさん働けばデメリットの無いギターといえますね(?)
まとめ
レスポールは、その独特なデザインと豊かな音色で、多くのギタリストに愛されているエレキギターです。
その構造や素材、サウンドの特徴を理解することで、より深い魅力を感じることができるでしょう。
ただし、重量や価格などのデメリットも考慮し、自分のスタイルや目的に合ったギター選びをすることが重要です。
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