DEPAPEPE LIVE TOUR “Purple on Palette” 2/9 参戦レビュー!

その他雑感

2025年、DEPAPEPEはメジャーデビュー20周年を迎え、約4年半ぶりとなる10枚目オリジナルアルバム『Purple on Palette』を発表しました。2月9日のライブツアーでは、アコースティックギター2本のみで奏でる生演奏が、新たなアレンジと共にスタジオ版とは異なる躍動感を会場に届けました。各楽曲に秘められた多彩な「紫」の表情が聴衆の心に染み渡り、DEPAPEPEならではの音楽世界が織り成されました。

本記事では、その魅力的な公演の裏側と、DEPAPEPEならではの音楽世界を余すところなくレポートします。記事の最後にはMCの内容についても備忘録として触れられていますが、行く予定の人はネタバレになるかもしれないので十分注意の上ご覧ください。

DEPAPEPEとは

DEPAPEPE(デパペペ)は、リーダーの徳岡慶也さんとサブリーダーの三浦拓也さんからなるアコースティックギターを中心に、主にインストゥルメンタルの音楽を制作している2人組ユニットです。ポップ、ジャズ、クラシックなど多彩な要素を巧みに取り入れた楽曲は、聴く者に爽やかな感動と心地よいリラックスを提供します。

テレビ、CM、映画など各種メディアでその音楽性が高く評価され、幅広い支持を受けているのも特徴です。ライブでは観客との一体感を大切にし、心に残る演奏でファンを魅了しています。今後も音楽シーンに新たな風を吹き込む、注目すべきユニットとして期待されています。

新アルバム『Purple on palette』とは

新アルバムの『Purple on palette』は、今年2025年にメジャーデビュー20周年を迎えるDEPAPEPEの記念すべき約4年半ぶり10枚目となるオリジナルフルアルバムです。
そしてタイトルの和訳 ”パレットの上の紫色”とは、DEPAPEPEのメンバー2人を赤色と青色に見立てたことから付けられています。赤と青の個性を持つ2人が試行錯誤して作り出した12トラックは2人のバランスによって薄紫だったり、濃い紫だったり…一口に紫といっても様々な紫色があるように、2人から作られる楽曲が多彩であることがこのタイトルに込められています。

このアルバムはアコースティックギター2本のほか、リズムトラックやPADシンセなど様々なトラックが音源ではレイヤーされていますが、ライブではなんと2人のアコースティックギター2本によって演奏されています!
ライブで演奏するにあたり、アレンジもライブ用に変えているとのことです!
(ここでいうアレンジとは「手を加える」という意味というよりは「曲の編成」に近いです)

MCの内容【ネタバレ注意!】

三浦さんがメインで回してMCされていました。今回は何年か後に「こんなことを話してたなあ…」と振り返れるように備忘録的にMCの内容を書いておこうと思います。まだ見に行っていない方はネタバレになる可能性があるのでここで引き返してください!見に行った方は思い出を共有しましょう笑
記憶を頼りに書いておりすべてを網羅しているわけではないので、そこはご了承ください!

お互いの好きなメロ

やはり最初はアルバムツアーということもあり、曲にまつわる話題からスタート。
徳岡さんの好きな三浦さんのメロは『PUPA』のAメロの指弾きのアルペジオとのことです。三浦さんは今やMCをしながら弾けるほどの練度となっていて観客の前で披露していただきました。めちゃくちゃ滑らかです。Aメロの内容も基本的にはDで進行してリードを立てており、メロがぶつかりそうな部分ではC#に移って違和感なくメロを立て続けているとのことです。20年のキャリアがなせる自然なアルペジオですよね。

そして一方の三浦さんが好きな徳岡さんのメロは『琥珀星』のAメロとのことでした。前述の通りライブでは音源からアレンジが変わっている部分が多数あるわけですが、この曲ではディレイを人力ディレイにするという奏法自体の変更が加えられています。どこか人力ディレイという単語には間に合わせの、仕方なくやる手法というイメージが筆者の中でありました。しかし徳岡さんがライブでMC中に再現してくれた人力ディレイはなんというかもう、ディレイです。音量差、タイミング、原音との差異、すべてもうディレイでした。

ちなみに他にも好きなメロはお互いたくさんあるそうです。徳岡さんは「アンコールまでに思い出したら言います。」と言っていましたがライブが盛り上がり言うタイミングはありませんでしたね(それはそうでしょう)。他の公演にも言ってたら聞けたのでしょうか。

ささやかで役に立つこと

アルバムの12トラック目にちなんで、身の回りでささやかで役に立つことについてのMCがありました。それまでの公演では「ぜんざいの横の塩昆布」、「きゅうすの注ぎ口のゴム」などが挙げられていたようです。確かに。

そして今回の公演では何が映えある『ささやかで役に立つこと』に認定されたかというと「乾電池を取り外すところにあるテープ」です。確かに。あれがないと指で乾電池の端をグイッとやらないといけなくて爪を傷つける心配がありますけど、テープがあればそれ引っ張るだけでスイですからね。

ちなみに番外編でここ最近の『ささやかで役に立つこと』についての話もありました。徳岡さんは百均のシャワーヘッドホルダーにつけるゴムを紹介されていましたね。

これがあるとシャワーヘッドが変な方向に向かない。しかしこの存在感のなさ。『ささやかで役に立つこと』にぴったりです。

一方で三浦さんは「サウナに入る手前にある氷製機(正しくは製氷機)で作られた氷」でした。確かに体温低下によし、水分補給によしで、実はこのライブの前にニコーリフレのサウナに朝8時から行っていた三浦さん。直前のMCでそのサウナについての話もされていましたが、話すだけで汗が流れ落ちていました。その時の徳岡さんの「パブロフの犬」というコメントが面白かったです。

イケイケの時期

漫談のような感じで三浦さんが話されてましたが、一時期スネオヘアーさんのMCに影響を受けて「行くぞ、お前ら」というスタンスで三浦さんがMCをしていた時期があったとのことでした。しかしその時の客層がショッピングモールの客だったために全然食いつきは想定と違っていたようです。

その時期のMCもひと目見てみたかったですが、筆者は今のMCがDEPAPEPEの音楽性にマッチした多様性があって真っ直ぐな感じが好きです。

最後のMC

この公演の最後のMCではアンコールの曲とライブ会場の意外な関連性について言及されていましたが、流石にアンコールの曲目について詳細に言及するのははばかられますので、備忘録として示唆に留めておきたいと思います。

非常にきれいな締めでとても素晴らしいライブでした!また見に行きたいです!

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