EVENTIDE H9 MAX — たった一台でプロ級の空間表現を実現

エフェクター

Eventide H9 Maxは、コンパクトな筐体にEventideの名高いアルゴリズムを詰め込んだ“オールインワン”タイプのマルチエフェクターです。Time FactorやSpaceなどの定番アルゴリズムに加え、UltraTapやResonatorといった独自のエフェクトを多数収録しており、99のプリセットスマートフォン/PC用のコントロールアプリで直感的に音作りができます。

ステレオ入出力やMIDI対応、チューナー内蔵など現場で便利な機能も備えており、単体でプロレベルの空間系からモジュレーション、ピッチ処理までこなせる点が大きな魅力です。機能は多彩な分だけ学習コストはありますが、使いこなせば音作りの幅が大きく広がります。

サウンドとアルゴリズムの特徴

H9 Maxの強みは、Eventideが長年磨いてきたアルゴリズム群をコンパクトな機材で利用できる点にあります。リバーブ、ディレイ、ピッチシフト、モジュレーションといった基本系に加えて、UltraTapやResonator、EQやコンプレッサーといった独自処理が統合されており、単一機材で多彩な空間表現が可能です。

各アルゴリズムはプロ機材譲りの音質設計になっており、特に空間系の粒立ちや残響のディテール表現は同クラスのペダルよりも高い評価を受けています。微妙な反射感や残響の質感まで細かくコントロールできるため、サウンドデザインの幅が広がります。

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操作性とコントロール

本体だけでもプリセットの切替や基本パラメーターの操作は可能ですが、H9の真価は専用アプリ(スマホ/PC)での詳細なエディットにあります。99プリセットをベースに、アルゴリズムごとの細部パラメーターをグラフィカルに操作できるため、複雑な設定でも視覚的に把握しやすくなっています。

ただし設定項目は多いため、プリセットを深掘りして自分の音に仕上げるにはある程度の学習時間が必要です。まずは公式マニュアルや既存プリセットを参考にしながら少しずつ触っていくことをおすすめします。

操作するパラメータが多いとその分いいポイントを探すのが難しいという問題があります。
その問題を避けるためにいいパラメータを決めてボタンのみでの操作とするエフェクターもありますが、自分で操作できるようになっているという点では自由度の高いプロ向きの機材といえますね。こだわりが反映される分、いい音になった時の喜びは格別です。

ライブとスタジオでの実戦活用

H9 Maxはステレオ入出力やMIDIフル対応、内蔵チューナーなど現場で役立つ機能を備えており、ライブ運用を想定した設計になっています。ライブではプリセット切替により曲ごとの質感を瞬時に切り替えられるため、ステージでの使い勝手が良好です。

また、ステレオの広がりや繊細な空間表現はバンドアンサンブルでも埋もれにくく、演奏に厚みを与えます。スタジオでは細かなパラメーター調整が可能なので、楽曲制作のサウンドデザインにも大いに役立ちます。慣れれば一台で多くの課題を解決できます。

コストパフォーマンスと注意点

H9 Maxは“全部入り”を謳っており、同等の処理を個別ペダルで揃えるよりもボードスペースやコストの面で有利になる場合が多いです。多機能で高音質という点で費用対効果は高いですが、実使用にあたってはいくつか注意点があります。ユーザーの報告では、出力レベルやグローバルな出力設定の扱いに注意が必要で、ライン/インストゥルメントレベルの調整やプリセットごとの出力最適化を行わないと、アンプやオーディオインターフェイス側で思わぬ音量差が生じることがあります。購入前には自分の運用スタイル(ギター直段、アンプイン、PAラインなど)に合わせて確認することをおすすめします。

まとめ

総じてEventide H9 Maxは、コンパクトな筐体にプロ品質のアルゴリズムを詰め込み、幅広い音作りを一台で実現する強力なツールです。音質、柔軟性、将来的な拡張性に優れており、サウンドメイクに深く関わるプレイヤーや制作現場には特に有用です。

一方で、多機能を使いこなすための学習コストや接続・レベル調整の注意点も無視できません。購入を検討する際は実機での試聴と自分の接続環境での動作確認を行い、プリセットの取り回しや操作感を確かめてから判断することをおすすめします。

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