ギターピックの素材と選び方:各種類の特徴を徹底比較!

初心者向け

ギターピックは演奏において重要な役割を果たし、素材の違いが音や弾き心地に大きく影響します。本記事では、主要なピックの素材ごとの特徴を比較し、自分に合ったピックの選び方を解説します。ピック選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. ピックの主な素材と特徴

ギターピックにはさまざまな素材が使われており、それぞれに特有のサウンドや弾き心地があります。ここでは、代表的な素材を詳しく紹介します。

セルロイド(Celluloid)

特徴:

  • 最も一般的なピック素材で、クラシックなサウンド。
  • 柔軟性があり、適度な弾力を持つ。
  • 摩耗しやすく、劣化が早い。

向いているスタイル:

  • オールジャンル対応(特にロック、ポップス)

セルロイドはヴィンテージな質感を持ち、特にクラシックロックやブルースのプレイヤーに人気があります。温かみのある音色を求める人には最適ですが、耐久性にはやや難があります。

ナイロン(Nylon)

特徴:

  • 非常に柔らかく、しなやか。
  • 弾きやすく初心者にもおすすめ。
  • 表面が滑りにくく、グリップ感が良い。

向いているスタイル:

  • アコースティックギター、ストロークプレイ

ナイロンピックは、特にストロークプレイに適しており、アコースティックギターを演奏する人に向いています。柔らかいため、弦に当たった際のノイズが少なく、初心者でも扱いやすい素材です。
筆者はコード弾きでバッキングに徹するとわかっている時にはナイロン製を使うと普通に使うだけで適度に主張しすぎない音が出るので好んで使っています。

トーテックス(Tortex)

特徴:

  • ダンロップ社が開発した素材で、サウンドがはっきりしている。
  • 表面がマットで滑りにくい。
  • セルロイドより耐久性が高い。

向いているスタイル:

  • ロック、メタル、速弾き

トーテックスは、多くのプロギタリストに愛用されている素材です。程よい硬さと耐久性があり、力強いピッキングを可能にします。特に速弾きやアグレッシブな演奏を好む人におすすめです。

筆者は特に早いソロを弾く時(というか普段は)このピックを使っています。
どうしても柔らかいピックを使うとストロークの戻りがうまく弦に当たってくれない感じがします。
その点硬いtortex製は指先の感覚が直に弦に伝わる感じがあります。
ある程度厚くなれば固くなっていきますが、指先の感触を伝えるためには素材自体を厚くするに越したことはないと思います。

ウルテム(Ultem)

特徴:

  • 非常に硬質で、アタック感が強い。
  • 透明感のあるサウンドを生み出す。
  • 耐久性が非常に高い。

向いているスタイル:

  • ジャズ、プログレッシブロック

ウルテムは透明感のある音が特徴で、特にジャズやプログレッシブロックのプレイヤーに向いています。硬いためピッキングのニュアンスが出やすく、テクニカルな演奏にも適しています。

アクリル(Acrylic)

特徴:

  • 滑らかでしっかりしたグリップ感。
  • 硬めでアタックが強く、音抜けが良い。
  • 厚みがあるものが多く、ピッキングに影響を与える。

向いているスタイル:

  • ソロプレイ、リードギター

アクリルピックは透明なものが多く、見た目も美しい素材です。厚みがあり、ピッキング時のコントロールがしやすいので、リードプレイを重視するギタリストに適しています。

金属(Metal)

特徴:

  • 非常に硬く、サウンドがシャープ。
  • 弦の摩耗が早くなる可能性あり。
  • 独特の音質でエフェクターとの相性も考慮が必要。

向いているスタイル:

  • エクスペリメンタル、ヘヴィメタル

金属製のピックは、他の素材と比べて圧倒的な硬さを誇ります。これにより、アタック感が非常に強く、独特なサウンドを生み出すことができます。ただし、弦へのダメージも考慮しながら使用する必要があります。

筆者は恥ずかしながら使ったことがないです…
今後の人生でコピーしたいバンドが出てきたら使うかも…?

2. どの素材を選ぶべきか?

ピック選びは、演奏スタイルや求める音によって変わります。以下のポイントを参考に、自分に合ったピックを選びましょう。

  • 初心者: ナイロンやセルロイド(柔らかく扱いやすい)
  • ロック・メタル: トーテックスやウルテム(アタックが強くはっきりした音)
  • アコースティック: ナイロンやセルロイド(温かみのある音)
  • ジャズ: ウルテムやアクリル(明瞭でシャープな音)
  • エフェクト重視: 金属(独特の響きを活かせる)

おすすめはやはりコピーバンドから入って使ってるピックを調べて自分でも使ってみて使ったことのあるピックを増やしていくことです!
楽器店で少し触ってみるのもいいですが、やっぱり実際に演奏してみないとわからないことも多いと思います。
1枚1枚は安いので、筆者としてはいろいろ試してみて、気に入ったのをネットで10枚セットで購入、その時使わなかったピックも意外と今後使うかもしれないので取っておきましょう!
特に硬いピックは技術が上がるほど指先や手首や、肘でストロークを柔らかく調整できるので、重宝するようになると思います!
逆に初心者のうちは思ってた音にならなくて苦戦する一因になるかも…

まとめ

ピックの素材によって音のキャラクターが大きく変わるため、曲や演奏スタイルに合わせて選ぶことが重要です。ピックは手軽に交換できるため、さまざまな素材を試してみることをおすすめします。実際に使ってみることで、理想のサウンドを見つける手助けになるでしょう。

ギターピックの形状についてまとめた記事もあるので良ければ合わせてご覧ください!

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