BOSS FS-7は、ペダルボードの省スペース化と操作性向上を同時に実現するデュアル・フットスイッチです。上下に並んだ二つのスイッチを備え、ラッチ(切り替え)とモーメンタリー(瞬間動作)の両モードを切り替え可能なため、ルーパーやマルチエフェクター、アンプの外部スイッチ入力など幅広い機器と組み合わせられます。
堅牢なスチールボディや電池不要での運用、必要時にACアダプターでLEDなどのラッチ表示を有効にできる点など、実戦での使いやすさを重視した設計が特徴です。この記事では基本仕様から接続例、実際の利点・注意点までを整理して紹介します。
特徴と基本仕様
FS-7の最大の特徴は「縦置きのデュアルスイッチ」で、ペダルボード上で横幅を取らずに2スイッチ分の機能を確保できる点です。A/Bそれぞれにインジケーターがあり、外部電源(PSA-100等)を供給するとラッチ状態での表示が可能になりますが、電源がない場合でもモーメンタリー動作で使用できるため、汎用性が高い設計です。コネクタはTRS(A)と標準モノ(B)を備え、MODEやPOLARITYスイッチで接続先機器に合わせた調整ができる点も実戦的です。
接続と動作モード(ラッチ/モーメンタリー)の使い分け
FS-7は内部のMODEスイッチでA/B共通のラッチ(押して保持)とモーメンタリー(踏んでいる間のみ動作)を切り替えられます。たとえば、チャンネル切り替えやエフェクトのオン/オフにはラッチを使い、タップや一時的なトグル操作にはモーメンタリーを割り当てると直感的です。
TRSケーブルを使った接続では、機器側の設定(極性や端子仕様)に合わせてPOLARITYを調整することで正常動作させられます。BOSS製マルチやルーパーとの連携例や、TRS→デュアルモノの配線テクニックは実際の接続記事やマニュアルで詳述されています。
ペダルボードでの活用例と相性の良い機器
小型のFS-7は、狭いボードでも2つの割当を確保できるため、ルーパー、ボリュームペダルのトリガー、アンプのチャンネル切り替え、またはマルチエフェクターのCTL端子の追加スイッチとして有用です。
電源を共有できる設計のため、PSAタイプのアダプターを分岐してマルチ機器と一緒に運用するとラッチLEDも使えて視認性が向上します。コンパクトだが確実に踏める構造のため、実際のライブやスタジオで「もう1つの足」として非常に扱いやすいという評価が多く見られます。
珍しい形をしていますが、踏みやすいように考えられて設計されています。
長所と注意点
実際のレビューでは堅牢で組み込みやすく、電池不要で使えるのが高評価ポイントとして挙げられます。一方で、モーメンタリーで電源無しに使うとLEDが点かないため視認性が落ちること、あるいはスイッチの踏み心地に好みが分かれる(やや踏み込みが必要と感じるユーザーもいる)といった指摘もあります。
用途に応じてラッチ表示の必要性を検討し、LED表示が必要ならばPAやエフェクターの電源と分岐する運用をおすすめします。また、接続ケーブルの種類(TRSやモノ)や機器側のFS端子仕様をあらかじめ確認しておくことで誤動作を防げます。
まとめ
BOSS FS-7は「省スペースで2つのフットスイッチを使いたい」プレイヤーにとって非常に実用的な選択肢です。ラッチ/モーメンタリー切替や堅牢な作り、電源を共有できる利便性など、ライブ/レコーディング双方で有利に働く設計となっています。
一方でLED表示や踏み心地については運用上の検討が必要なので、自分の使用シーン(ルーパー操作かチャンネル切替か等)を明確にして接続方法や電源供給を計画すると、FS-7の良さを最大限に活かせます。購入前に接続例や機器側の仕様を確認し、実際のボード配置をイメージしてみてください。






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