JAM Pedals Wahcko mk.2 — 6段階の帯域とQ調整で探すワウの表情

エフェクター
ワウを踏んでいて、「もう少し低いところから動いてほしい」「効き方の輪郭を変えたい」と感じることはありませんか。踏み方に加えて、ペダル側の反応も自分に合わせたい。そんな視点で気になるのが、JAM PedalsのWahcko mk.2です。

従来の6段階SWEEPに内部Q調整が加わり、ギター/ベースのモード切り替えや9V電池駆動にも対応しました。今回は、各調整がどこを受け持つのかと、導入前に確認したい使い勝手を整理します。

Wahcko mk.2で新しくなったところ

国内では正規輸入代理店の2026年9月24日付発表で紹介されたモデルです。価格はオープンで、発表時の市場想定価格は税込77,000円。購入時には販売店の最新価格を確認してください。

核になるのは、1960年代のワウ回路に使われたTDKインダクターから着想を得た、JAM独自のカスタムインダクターです。側面の6ポジションSWEEPと内部入力ゲイン調整を引き継ぎ、新たに内部Qトリマーとギター/ベース用のDIPスイッチを搭載。9V電池も再び使えるようになりました。

注目したいのは、周波数帯域の選択とワウの効き方を別々に調整できることです。ギターやアンプを替えたときも、まずペダル側で合わせる余地があります。旧WahckoやWahcko Bassと取り違えないよう、購入時は「mk.2」の表記まで確認したいですね。

SWEEP・Q・入力ゲインを一度に動かさない

まずSWEEPで、使いたい帯域を選ぶ

側面のSWEEPは、6つの異なる周波数帯域から選ぶロータリースイッチです。演奏中の連続的な変化は足の動きで作り、その動かす範囲をSWEEPで選ぶ、と捉えると整理しやすくなります。

試すなら、同じ短いフレーズを繰り返しながら、かかと側・中間・つま先側を順に確かめる方法がよさそうです。単音だけでなく普段のカッティングでも比べれば、音が細く感じる位置や、強く出すぎる位置を探せます。これは試奏時の確認方法であり、特定の設定で必ず狙った音になるという意味ではありません。

Qと入力ゲインは、その後の微調整に

国内公式製品ページでは、Qトリマーはワウの反応の性格や強さを調整するものと説明されています。入力ゲイントリマーとともに、標準位置はおよそ12時です。

最初は内部調整を基準位置に置き、SWEEPの違いをつかんでから一項目ずつ変えると、何が効いたのかを追いやすいでしょう。元の位置を写真に残しておくのも便利です。Qとゲインは内部にあるため、曲中に手軽に回す操作とは分けて考えたいところです。

ベースモードへの変更も内部DIPスイッチで行います。低音域の楽器へ対応を広げる機能ですが、ギターとベースをステージで持ち替える際の即時切り替え用として期待するなら、実際の手順を購入前に確認しておきましょう。

定番ワウとの比較は「調整する楽しさ」で考える

比較の入口には、Jim Dunlop GCB95 Cry Baby Standardの紹介記事があります。GCB95の基本操作は、つま先側でオン/オフし、足を前後に動かして音色を変えるというもの。まず定番の操作感を知りたい場合の候補です。Wahcko mk.2を検討するときは、そこからさらに帯域や反応を自分で追い込みたいかを考えると、追加機能の意味が見えやすくなります。

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ただし、調整項目が多いことと、自分の足や耳に合うことは別の話です。試奏では機能の数だけで決めず、普段の靴で踏みやすいか、よく使う音量と歪み量で狙った変化を作れるかも確かめたいですね。

組み合わせる音を決める際には、歪み系エフェクターの役割と選び方も参考になります。クリーンで好みのSWEEPを見つけたら、普段の歪みを加えて同じフレーズを弾く。さらに接続順を比べるなら、まず音量を下げてから試すと、変化を落ち着いて確認できます。

踏み心地・固定・電源も購入前に確認

可動部と内部設定へアクセスできる配置にする

日本語マニュアルの外形寸法は25.7×12.5×7cmで、ジャックとコントロール部を含みます。重量は1.7kg。ボードでは本体が収まるかに加え、プラグを挿す余白、側面のSWEEPを回す余白、足を前後に動かす空間まで見ておきたいサイズです。

ロッカーの重さは、付属の4mm六角レンチで調整できます。音色を変えるQとは別に、足に返ってくる抵抗を調整する部分です。調整場所や手順は日本語取扱説明書を確認し、少しずつ動きを確かめてください。

踏み込むたびに本体まで動いてしまうなら、音作りより先に設置を見直したいところ。エフェクターボードの固定方法を参考にしつつ、底面の状態や可動部に合わせて固定を考えましょう。内部設定へアクセスすることもあるので、配置を決める前に調整を済ませておくと手間が減りそうです。

9V電池で、ボードの外にも置きやすい

電源は9V DCセンターマイナスのアダプター、または9V電池に対応し、消費電流は10mAです。バイパス方式はトゥルーバイパス。電源電圧は指定の9Vを守って使います。

電池を使えば電源ケーブルを一本減らせるため、ボードの横へワウだけ置きたい場合にも選択肢が増えます。種類や管理の基本はエフェクター用9V電池の選び方で整理しています。ただし、本機の電池寿命や電池銘柄ごとの音の違いは、ここでは断定しません。長いリハーサルや本番では残量を確認しておきましょう。

まとめ

JAM Pedals Wahcko mk.2は、6段階SWEEPを入口に、内部Qと入力ゲイン、楽器モード、踏み心地まで合わせていけるワウです。購入を考えるなら、「自分はどの帯域で、どのくらいの効き方を求めているか」を、いつものギターとアンプで確かめる時間を取りたいところです。

設定を追い込む楽しさに魅力を感じるなら、有力な候補になりそうです。足の動きと音の変化が気持ちよく重なるポイントを探す。その過程も含めて楽しみたい人に、注目してほしい一台です。

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